-お客様に聞く- 関西国際学園様
関西国際学園は、2001年設立で1歳から12歳までを対象としたインターナショナルスクールです。今回、神戸校において、ベンキュー ジャパン株式会社の電子黒板を導入しました。学園長の中村久美子氏、初等部ディレクターのKen Fawcett氏、カリキュラム・コーディネーターのBenjamin James氏にベンキュージャパンの電子黒板の導入と活用方法についてお話をお伺いいたしました。
関西国際学園について
開催国際学園は、学園長である中村久美子氏が、アメリカのディアブロバレーカレッジ、サンフランシスコ大学で学んだ経験から、日本の学校教育は企業が欲しい人材を育てていないと実感し、自身の長男に受けさせたい教育を実現させるため、2001年に設立したインターナショナルスクールです。特徴としては、他のインターナショナルスクールと異なり、まず母国語である日本語教育をしっかり学習することを主眼においています。現在、関西に9校、約800名の児童が在籍しており、2015年4月には国際バカロレア機構より初等教育プログラム(PYP)の認定を受け、世界初の日本語及び日英バイリンガルのPYP校となりました。また、2015年に東京に文京校と千代田校を開設し、2016年には中等部、将来的には高等部を設立する予定です。
もくじ
- 国際社会で活躍出来る人材育成を目指す関西国際学園
- 関西国際学園における電子黒板の活用方法
- ベンキューの電子黒板を導入しようと思った理由
- 電子黒板を導入前の課題と導入効果
- ベンキューの電子黒板を選んだ理由
- ベンキューの電子黒板の評価
- ベンキューの電子黒板を検討している学校へのアドバイス
国際社会で活躍出来る人材育成を目指す関西国際学園
ー 今回、電子黒板を導入した神戸校について教えて下さい。
神戸校は、2014年4月に新キャンパスとして開校しています。保幼小の一貫教育を行っており、乳幼児部が約30名、幼稚園部が約45名、初等部が約105名の児童がいます。これに対して先生が40名で、うち20名が外国人の先生になります。
関西国際学園における電子黒板の活用方法
現在、神戸校では、どの学年の児童でも使えるようにベンキューの電子黒板をカフェテリアの壁の低い位置に設置して使っています。当校のカリキュラムは、国際バカロレアプログラムに沿った授業を行なっておりますので、児童が積極的に参加する学習をしています。課題に対して、児童がそれぞれ考えを書き込み、それについて皆で話し合って答えを出していきます。現在、外国人の先生を中心に電子黒板の活用した授業を進めています。
ベンキューの電子黒板を導入した理由
元々、インタラクティブ(対話型)な学びの空間を作りたいと思っていました。先生が、一方的に教えるのではなく、子どもたちが積極的に意見を出しあいながら答えを探していきたいのです。そこで、数年前から様々なメーカーの電子黒板を調べていました。しかし、学校で使える予算には限りがありますし、電子黒板のような高価な機器の導入は難しいと悩んでおりました。
そのようなときに、東京コミュニティ・スクール理事長の久保さんから、ベンキューの電子黒板を導入したとの話を伺いました。実際に東京コミュニティ・スクールまで見学に行ってみると、プロジェクター単体で使うことができ、また思っていたより低予算で導入できることがわかり、見学に行った先生たちからは、「あのプロジェクターがあれば、学びのためにいろいろ出来るので買って欲しい」という要望がすぐに出ました。
電子黒板の導入効果
ー ベンキューの電子黒板を導入された効果はいかがでしょうか。
導入効果1.授業の中心が子どもたちに
先日、子どもたちが物流について各自自分たちで調べて発表する授業を行いました。その授業のなかで、例えば鉛筆をどこから仕入れて、それがどのように自分たちの手元に届くのかを発表するのですが、パワーポイントのスライドを見せるだけでなく、その場でペンを持って重要な事は線を引いたり、意見を書き込んだりしながら作り上げていくことが出来るようになりました。ベンキューの電子黒板が入ったことによって授業の中心が子どもたちに移っていきました。
導入効果2.タッチスクリーンのように使える
今の子どもたちは、例外なくiPhoneやiPadのような携帯端末のタッチスクリーンを使った経験があります。ベンキューの電子黒板は、非常に反応が良いので、低学年の子どもたちでもタッチスクリーンを使っているように操作できます。パソコンにプロジェクターをつなげば同じことができそうですが、モニターを見ながらマウスを操作するのは、小さな子供には難しいのです。
導入効果3.学習の成果が残せる
これまで消していたホワイトボードの板書をそのままデータとして残すことが出来ます。復習で以前に学んだこともデータを呼び出すだけなので非常に簡単に振り返ることができます。また、これまで模造紙で学習の成果を残していましたが、電子黒板を使うことで印刷して子どもたち一人一人にポートフォリオとして残す事ができるようになりました。
ベンキューの電子黒板を選んだ理由
選択基準1.プロジェクターだけで使えること
プロジェクターだけで使えることが大きいですね。神戸校のカフェテリアは、プロジェクターの利用を考えて建設の際に壁を白にしていましたので、ベンキューの電子黒板がそのまま使えます。将来的に各教室で電子黒板を入れて学習で活用していきたいと考えていますが、専用のホワイトボードなどが必要ないので導入しやすいと思います。
選択基準2.ペンがわかりやすく使いやすい
先ほどもお話ししましたが、本当にペンが使いやすいです。初等部の低学年の児童は、コンピューターでのマウス操作、左・右クリックを覚えることが難しいのですが、このペンであれば、どの学年の児童でも直感的に使うことが可能です。
選択基準3.コストパフォーマンスが良い
数年前から電子黒板の検討をしていましたが、ベンキューの製品を紹介してもらうまでは、電子黒板は高いものだと思っていました。プロジェクターとして明るく見やすいですし、使いやすいので、コストパフォーマンスが良いですね。
ベンキューの電子黒板の評価
ー ベンキューの電子黒板の評価について教えてください。
やはり一番は道具としてシンプルで使いやすいことです。子どもたちが学習するために使いますので、学年に関係なく使えることが必要です。テクノロジーを使うにあたって重要な事は、誰もが自信を持って使えること、楽しむことができることです。
電子黒板を検討している学校へのアドバイス
当校は、国際バカロレア機構より、初等教育プログラム(PYP)の認定を受けた国際バカロレア認定校となり、3歳から12歳まで一貫したIB教育を行っております。ベンキューの電子黒板は、当校の教育理念である、「国際社会に貢献できるリーダーの育成」を実現するインタラクティブな教育に最適なツールです。
今後、日本の教育の現場でも、子どもたちを巻き込んで、子どもたちと一緒に使っていくというインタラクティブな教育が重要になってくるのではないでしょうか。我々も、ベンキューの電子黒板の使い方には、まだまだ可能性がたくさんあると考えています。例えば、動画を見せて子どもたちの意見を書き込んで、それをデータとして残したり、海外で普及しているソフトウェアを使ったりと、やってみたいことがたくさんあり、まだまだ活用の幅は広がると考えておりますが、電子黒板を検討する際には、扱いやすさやペンの使いやすさが重要だと感じています。
関西国際学園様、 本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。