2013年9月12日 ベンキュージャパン株式会社 BenQ.co.jp

日頃から眼の疲れを感じている人へ
フリッカーフリーディスプレイの効果を検証

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ベンキュージャパン株式会社は、フリッカーフリーディスプレイの効果に関する試験を実施いたしました。
具体的には、日頃から眼の疲れ、肩こりや頭痛などの症状を感じている、VDT症候群を自覚されている方々を対象に、眼の疲労度を測定するフリッカーテストを用いてフリッカーフリーディスプレイ使用時の眼精疲労度合いを測定したところ、従来型のディスプレイと比べ、疲労度合いが少ないという傾向が見られました。

<VDT症候群とは?>

VDT症候群とは、パソコンなどのディスプレイ(VDT:Visual Display Terminal)を使用した長時間の作業により、眼や身体や心に影響のでる病気で、現代の新しい病気とされ、オフィス等で増加しています。
厚生労働省からも「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が発表されており、VDT作業が普及した昨今では特に注意が必要となっています。
海外では、CVS(Computer Vision Syndrome)と呼ばれ、専門機関での研究が進んでいます。


<フリッカーテストとは?>

検査器械内の発光ダイオードを明滅させ、明滅の速度を変化させることでちらつき(フリッカー)が見えるか見えないかの境目における毎秒回転数(フリッカー値)を測定し疲労度を測定する。
フリッカー値が小さいほど疲労度が高いとされます。
以下のデータは、一般的に視神経の検査に向いていると言われている赤色光の結果を採用しています。


眼精疲労の度合いが大きい


眼精疲労の度合いが小さい

上記結果は、従来型のディスプレイでは使用の前後で眼の疲労度合いが進んでいる一方、フリッカーフリーディスプレイでは前後で疲労度合いにほぼ変化がなかったことを示しています。
結果については個人差があるものの、日頃から眼の疲れを感じている方は、フリッカーフリーディスプレイの効果を感じやすいという傾向が見られました。


ディスプレイ使用後のアンケート結果

ディスプレイ使用後のアンケート調査でも、眼精疲労や画面の見やすさでフリッカーフリーディスプレイの優位性を実感いただけました。

被験者の皆様には、フリッカーフリーとそうでないディスプレイのどちらを使用したのかを説明せず、使用後にアンケートを実施。
その使用感を「5.良好 4.ほぼ良好 3.普通 2.やや悪い 1.悪い」の5段階で評価いただきました。
その結果、フリッカーテストでも良好な数値を示していた方々は、実感としてもフリッカーフリーの優位性を感じていただけたことが確認できました。


試験概要

目的

フリッカーフリーディスプレイの使用によるVDT症候群の眼精疲労の症状改善効果を対照ディスプレイを用いて検証


対象

11名の被験者を対象に試験を実施。眼精疲労に加えて肩こりや頭痛などの症状を訴えている方を、VDT症候群を自覚されている方と規定し、試験前の事前アンケートによりスクリーニングを行うとともに、試験2日間とも体調に問題のなかった7名を最終解析対象者として選定。


試験方法

フリッカーフリーディスプレイとフリッカーフリーではないディスプレイ2種類を用意し、どちらがフリッカーフリーディスプレイかは公開せずに、2日に分けて試験を実施。
それぞれの日程で別のディスプレイを使用して2時間のパソコンワークを行い、使用前後で視能訓練士の立会いのもとでフリッカー値の測定(眼科検査)し、アンケートを実施。

尚、これらの試験結果には個人差があり、全てのVDT症候群で同様の結果が得られることを保証するものではありません。


フリッカーフリーディスプレイについて眼科医の先生からのご意見

医療法人社団 泰晴会 あおば眼科クリニック
理事長 佐藤 泰広 先生
医学博士(東京大学眼科学教室)
日本眼科学会眼科専門医
日本眼科学会・アメリカ白内障屈折矯正手術学会・日本白内障眼内レンズ学会・
日本緑内障学会 所属

■佐藤医師のコメント

「日常的にモニターに触れる機会の多い現代人は眼精疲労を感じている方が多く、画面の奥からのバックライトのちらつき(フリッカー)もその要因の一つと考えられる。
フリッカーが知覚できなくなる臨界融合周波数(Critical Fusion Frequency:CFF)は40~50Hzと一般的に言われているが、そのCFF以上である60Hzの点滅光でも動物(サル)の脳が反応しているというデータ※1もある。
一方、脳で認識できない細かな光の点滅であったとしても、知覚疲労の発生要因となっている事を示唆する報告※2もある。
そもそもフリッカーはCRT(ブラウン管)ディスプレイに比較して、液晶ディスプレイでは以前は問題になることがなかった。
理由は従来の液晶ディスプレイは冷陰極管を光源としていたため、残光の時間が長いことから、視覚への刺激の変化が小さく、フリッカーを感じることがなかったからである。
ところが現在汎用されているLEDはこれに対して残光時間が短く、視覚への刺激の変化が大きいため、フリッカーを感じやすい場合がある。

最近、バックライトを明滅させない方式の液晶ディスプレイが発売されているが、このタイプは原理上フリッカーを無くすことが可能である。
眼精疲労に悩まれる方はこのようなフリッカーフリーの技術を搭載したモニターも選択肢の一つとなると考えられる。」

※1:M. Gur and D.M. Snodderly: "A Dissociation between Brain Activity and Perception: Chromatically Opponent Cortical Neurons
Signal Chromatic Flicker that is not Perceived", Vision Res., 37, 4,
※2:森峰生、“臨界融合周波数以上の点滅刺激による明るさ知覚への影響”、映像情報メディア学会誌Vol.52,No.4,pp.612-615

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